ベトナム撤退

パリ会談とベトナム化によって、和平を目指すことを公約したアメリカのニクソン大銃領は、1969年6月以来、四次にわたるアメリカ軍のベトナムからの撤退を実施しました。第一次は2万5千人、第二次は3万5千人、第三次は5万人、第四次は15万人。この四次にわたる撤兵で最高時54万4千人に達したベトナム駐留アメリガ軍は71年春までに28万4千人になると発表しました。実際には71年3月1日には、ベトナム駐留アメリカ軍は32万2千人でしたが、4月7日二クソン大統領は第五次撤退計画として、71年5月1日から12月1日までの7力月間に10万人をベトナムから引揚げると発表しました。1力月当り1万4千300人になります。ニクソンは72年1月に新たに撤兵計画を発表し、ベトナム駐留アメリカ軍は72年5月1日現在で陸軍4万8千人、空軍1万6千人、海軍4千500人、それに少数の海兵隊を加えて、約6万9千人になるとのべました。

インドシナとベトナム戦争

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