九項目・七項目

パリにおけるアメリカと北ベトナムの秘密交渉で、1971年6月26日、北ベトナム側が示したインドシナ戦争解決のための提案で、71年12月までにアメリカ軍は全面的に撤退する。撤退と同時に捕虜を釈放する。アメリカはグエン・バン・チュー政権の支持を止める。アメリカは全ベトナムの戦争被害に対して賠償する。1954年および62年のジュネーブ協定を尊重する。ベトナム以外のインドシナ諸国の問題は、それぞれに解決する。以上の合意の後、インドシナにおける停戦を行う。停戦を国際的に監視する。インドシナ諸国の民族自決、南ベトナム、ラオス、カンボジアの中立を国際的に保障する。この九項目の内容が、パリ和平会談では南ベトナム臨特革命政府の七項目として公然と表唱されました。
七項目提案は1971年7月1日、第119回パリ和平会談で、グエン・チ・ビン南べトナム臨時革命政府首席代表が提案した七項目の最終和平案です。アメリカ政府は南ベトナムからの全アメリカ軍と同盟国軍の撤退期限を決めるべきこと。71年中にその最終期限を決定すれば戦争捕虜釈放について合意に達するであろう。アメリカは、チュー政権への支持を止める。サイゴンに南ベトナムの平和・独立・中立の新しい行政組織を設ける。南ベトナムにおけるベトナム人部隊の間題は、ベトナム人当事者が解決する。ベトナム再統一は平和的な方法で段階的に達成する。南ベトナムは平和と中立の外交政策を採用する。アメリカは南北ベトナムに対する損害と破壊に全責任を負う。国際約な保障により協定の遵守を確保する。

インドシナとベトナム戦争

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